恋愛には四つの種類がある。情熱の恋、趣味の恋、肉体の恋、虚栄の恋。
スタンダール
恋にとどめを刺すあらゆる手段の中で、最も確かなのはその恋を満足させることである。
マリヴォー
男にとって愛は生活の一部だが、女にとって愛はその全部である。
バイロン
恋愛を一度もしなかった女はたびたび見つかるものだが、恋愛を一度しかしない女はめったに見つからない。
ラ・ルシュフーコー
二十代の恋は幻想である。三十代の恋は浮気である。
人は四十代に達して、初めて真のプラトニックな恋愛を知る。
ゲーテ
恋人として男と女で違う点は、女は一日中恋をしていられるが、男は時々しかしていられないという点だ。
モーム
キスをするときに、目を閉じない女を信用するな。
H・J・ブラウン
男は別れの言い方が分からない。女はそれを言うべき時が分からない。
ヘレン・ローランド
愛とは、この女が他の女とは違うという幻想である。
H・L・メンケン
女と車の運転は似ている。いずれは衝突する。
バート・レイノルズ
この世で一番重い物体は、もう愛していない女の体である。
ボーブナグル
どんなに愛しているかを話すことができるのは、すこしも愛してないからである。
ペトラルカ
恋愛の市場株価に、安定株は無い。
A・プレヴォ
恋愛とは美しい少女に出会い、そしてその少女が魚のタラのように見えるのに気がつくまでの中間にある甘美な休憩時間です。
ジョン・バリモア
恋は富よりもはるかに強い。けれど恋はその力を借りなければならない。
アベ・プレヴォ
恋する男からみれば、プレゼントは自分の力を確実にする一つの手段である。
モーロア
恋愛論を得意気に語る奴には、恋人がいない。
マーフィーの法則
人を誘惑することのできないような者は、人を救うこともできない。
キルケゴール「誘惑者の日記」
恋は、それが秘密でなくなるとともに、楽しみでなくなってしまう。
アラフ・ベーン
学問のある人間が大勢集まってあらゆる機械や薬品を考え出したが、
いまだに女性が原因で起こる病気の薬を考え出そうとした学者はいない。
チェーホフ
女の性格がわかるのは恋が始まる時ではないわ。恋が終わる時よ。
ローザ・ルクセンブルク(独・政治家)
自分の全生命を女の愛というカードに賭けた男が、このカードが殺された時、
がっくりとなって何事も手につかないほど放心してしまうようなら、そんな人間は――男ではなく、ただのオスである。
ツルゲーネフ
男女の仲というのは、夕食を二人っきりで三度して、それでどうにかならなかったときはあきらめろ。
小津安二郎